2017
07.02

畔家×Japan Blue

 

 

 

自然が生む日本の色 Japan Blue

植物を使用して染める藍染めは木綿栽培が盛んになった江戸時代より今日まで受け継がれている伝統的な日本の染色技術です。その主な特徴は青の濃淡が生み出す美しさ。ヨーロッパではジャパンブルーとしてよく知られています。

日本古来からの天然染料研究の第一人者である、染色家の吉岡幸雄は、『日本の色を歩く』の中で、明治8年(1875)に政府の招聘で来日したイギリスの科学者、アトキンソンが『藍の説』という文章に「日本に来て全国至るところで藍色の衣装をみる」と書いていると述べている。アトキンソンは、藍色を「ジャパンブルー」と記したという。

さらに、吉岡は、明治23年(1892)に来日した、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)も、『神々の国の首都』において、着物からのれん、法被に至るまで、藍を染料とした濃紺が使われていること記述している例を挙げている。

江戸時代には藍染は、庶民にまで普及し、様々な用途で使われていたため、外国人には藍色が強く印象に残ったのでしょう。

 

 

 

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畔家では伝統的な藍染め方法である『天然灰汁発酵建て』を使用した藍染めのオリジナル製品を販売予定です。