06.17
アゼヤはぜ掛け米
「アゼヤはぜ掛け米」
昔と変わらない手間暇かけた栽培にこだわり、
無農薬・無除草剤・無化学肥料の自然栽培で育てた稲は
雑草との生存競争に打ち勝つことで、
小粒で少量ながらも栄養素が詰まったおいしい実をつけます。
また、刈り取った稲は束ねて袈裟(はざ・はぜ)と呼ばれる横木に吊るし、
じっくりと乾燥させる「はぜ掛けの天日干し」によって
アミノ酸と糖の含有量が高くなり、
また稲を逆さまに吊るすことで藁の油分や栄養分、
甘みが最下部の米粒へおりて栄養と旨味が増すと言われています。
太陽からの自然エネルギーを利用する古来よりの方法ですが、
近年では乾燥機により乾燥させることが多く、
天日干しは手間と時間がかかるために減少傾向にあります。
天日干しのお米は美味しいということは科学的にも証明されています。
※1
2007年 日本調理科学会誌Vol.40,No.5,347~351「米の天日干し及び熱風式機械乾燥の乾燥手法の差異が品質に及ぼす影響」
最新の精米機はとても早く白米を精製できますが、
貞節な栄養素まで削ぎ落としてしまいます。
畔家の精米は最高の状態でお米を味わっていただく為に、
注文を受けてからお米にストレスのかからない昔ながらの精米機を使い、
ゆっくりと時間をかけて大切な栄養素は残したまま籾殻を取り除いていきます。
アゼヤはぜ掛け米は「売る」為のお米ではありません。
『愉しむ』ためのお米です。
米の生産で生計を立てていくには広大な農地とそれに対応できる高額な農機具が必要です。
私たちが目指していることは、小規模で少ない収穫量だからこそ、手作業や手間を惜しまず愛情を込めて育て、生産から加工、販売まで少人数のスタッフで行うことで、生計をたてていけるモデルを確率すること。
周りの農家の方々も高齢化で担い手が居らず、次々と農地を手放している現状を目の当たりしています。
小規模でもっと自由に生産し販売までできる農家が増えていくことが、未来の日本の食を支える大きなものとなり、お米をもっと愉しんでいただけるような世の中になることが私たちの願いです。
噛めば噛むほど深い味わいが滲み出てくる
ワインのように味を楽しむお米です。
小さな米一粒一粒にストレスをかけ自然界の競争から勝ち取った土からの養分を、太陽エネルギーを浴びせじっくりと水分を減らし旨味を凝縮させる。そしてその米粒達に最後の褒美としてストレスをかけずにゆったりと時間を掛けて籾殻を脱がせる。
これが最高に旨い米が生まれる仕組みです。
アゼヤはぜ掛け米 【玄米】
アゼヤはぜ掛け米【自家製米】